少しずつコメントにレスさせていただきます。

>通りすがりさん
> 恋愛関係ない強い女性がみたいというだけじゃなくて、
>恋をしてますます魅力的になる女性を見たいという話かと思いました。
>確かに男性向けだとぱっと思いつく物ないかも。
>少女漫画はその辺、当たり前かも。ぼくの地球を守っての亜梨子でもなんでもいいけど。
>でも確かにそれが求めている対象ではないかもしれない。


そうなんですよね。恋愛に関係ない強い女性、例えばバラライカ(BLACK LAGOON)についても一定の強いインパクトを感じて、よいキャラクターだな、と思います。
でも、比較すると、恋をしてますます魅力的になる女性の方が見たいですね。

 以前に比べて最近は少女漫画は、あまり読んでませんでした。

 ちなみに「ぼく地球」の亜梨子は大好きです。特に前半の彼女は大好きだったり。
 春彦に感情移入して読んでいた私に亜梨子の存在はまぶしかったです。
 
 実は、彼女に関しては別のエントリで詳しく触れようと準備していたりするのですが、他にも書きたい記事が多いので(ムスカ以外にも好きな悪役たちについて触れたいし、「ヱヴァ破」にももっと詳しく触れたい)ちょっと後回しになってしまっています。

 彼女に関しては、春彦とのシンパシーが凄く好きなんですよね。同じものを見て、同じように感動したりする、あの感覚。そしてプリミティブな、ぼやけた輪郭のおだやかで淡いプラス指向の想い。二人目の綾波がシンジに対して持った想いに相似のものが、亜梨子と春彦の間には同時に双方向に流れていたと感じます。

 それは、最初に亜梨子自身が定義していたような、紫苑さんへの憧れでもなく、後に、次世代編一巻で春彦が自覚していたような、強く若干屈折したような恋愛感情ではなかったと、私は思っています。

 しかし、亜梨子は輪を選び、物語は終焉を迎えます。最終話を私は「花とゆめ」本誌で読みました。その結末はシンプルにまとまったものでしたが、どこか拍子抜けして物足りなく思ったのは事実です。
 そして、次世代編は1巻だけ読んだのですが、スペシャルな歌い手となった彼女は魅力的でもあり、しかし、どこか物足りないと思ったのが正直なところです。

 そうですね、彼女は確かに恋をして人間としての格を上げたキャラクターなのですが、次世代編1巻まで入れちゃうと、今回のエントリの主題として求めるキャラクターとは微妙にずれてしまうのかも。「ぼく地球」ラストまで限定の亜梨子なら、有りだと思います。

 本っ当に余談になっちゃいますが、「ぼく地球」のラストでシウとくっついてたら(そうなるには鬱展開が必要っぽいけど)より理想に近かったかもしれません。


>>shigaさん
>>少年漫画では、物語の中心に深く関わり続けることは許されない立ち位置
>これは私も部分的に思っている所はありました。
>そもそも少年漫画は主人公の初志貫徹を主軸として描いてある事が多いので、
>あまりにも「格」が高い女性は(基本的に無敵な)主人公と信念同士がぶつかり合って、
>物語から弾き出されてしまうでしょう。


そうですよね。絶対的な「格」のレベルは置くとして「ネギま!」で超(チャオ)が舞台を去らざるを得なかったのはまさにその辺の構造力学が働いたのだと思います。


>弾き出されない場合は同じ方向を向いている時でしょうか、しかも主人公の信念を邪魔
>しないように。
>もちろんこれは「格」が高い男性キャラにも起こる事なんですが「ライバルや戦友」な
>どと言う形で何度も復活することを良しとされていますね。


 なるほど、確かに、それはライバルの構造そのものですよね。


>>彼女たちには逆に迷いがなさ過ぎる
洋ゲーの女性キャラクター(と男性)は一ミリも迷いが無くて逆にすがすがしいですよ。
>多数のために少数の犠牲を出すことなんかで悩んでいる人は居ません。
>少し逡巡した後自分が思う通りに行動して、「これで良かったのだ、これしかなかった」
>と言って終わりです。
>後悔?なにそれ美味しいのって感じです(笑)


 それはそれで魅力的だと思います。ただ、今回の趣旨とは、ちょっとずれるのかな、と思っています。


>>強い女性キャラ
>正直本当に「格」の高い女性の話が読みたいなら悪女列伝的な物の該当部分が面白いと思います。
>私は王異武則天やアグリッピナの漫画を読んでみたいですが・・・まあ出ませんね・・・
>あ、アグリッピナはセスタスでちょっと出たけど、何か違和感が。


ありがとうございます。また参考にさせていただきます。