フェイトの目的についてとか(魔法先生ネギま!)

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考察手がかりメモ

 現時点のマガジン27号まで(まだ28号は未読)でまだわからないことが多すぎるのですが、あえて

 造物主の存在。
 現時点で造物主復活の可能性は存在する。
 能力を限定された状態で存続していた可能性もあり。

 その意志を反映して、フェイトが動いている可能性は高い。
 敢えて、自我の認識により、その枷から抜け出ようとさせてみたのが前回の妄想↓。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1190446189&owner_id=276715

 私は、そういう人間らしさを秘めたフェイトというのも好きなのですが、本編では特に描写されていない(ネギへのこだわりについて、そうとれなくもない、程度か)ので妄想ではあります。
 彼に、「黄昏の姫御子」としてのアスナに対して、淡い共感があったとしたら、というところ。
 ちなみに神楽坂明日菜に対しては「君」、「黄昏の姫御子」に対しては「貴方」と呼び分けさせてみました。
 一応、神楽坂明日菜にも理解しやすい言葉を使って誘導を行っている、というイメージ。 ここで言及した、彼の目的について、少なくとも、フェイト自身は、アスナを利用するための虚偽であるとの認識の上でしゃべっている、との設定。
 しかし、これらの言葉を選択したのは、内心のどこかに、そういう人間的な自分と、それを受け入れてくれる相手を欲していたからだった、ということにしています。
 
 実際には、彼がアスナにこだわるのは、造物主復活時の障害の事前排除か、「世界を終わらせる」儀式の再執行に彼女を利用しようと考えているか、あたりであって、アスナという人格へのこだわりは無いのであろうと考えています。

前体戦時の「儀式」により実現されようとした世界の終わりってなんだろうか。
 言葉のイメージから、単純に世界の物理的な消滅とか、地表の文明レベルでの徹底的破壊なんかを思い浮かべてしまうですが、実際にはそうではなかったのかもしれません。

 「君の言うとおり、ある側面から見れば確かに僕たちの目的は…この世界を破滅させることだ」
 という223時間目(25巻)のフェイトの台詞にちょっとひっかかるところがありまして。
 例えば、それは実は現在の世界体制(帝国と連合の二極支配)の解体を指すこともあるかもしれません。

 フェイトが、己が意志で行うこと自体に意義を持っていたら、かっこいいなあ、と思うのです。
 彼の行動の動機が具体的に全く示されていないと感じるのが、「ネギま!」への不満点であったりします。

彼は月詠に目的を問われて「世界を救う」と答えています(215時間目)。
 未だ彼が具体的に何をどうしようとしているのかはわからないですが、彼なりの正義がきちんと存在してほしいと思っています。そこは大丈夫でしょう。今後に期待しています。

 私は以前から時々、彼の目的が、ひょっとしたら「魔法」自体の完全消滅にあるのではないか、と考えることがあります。
儀式のもたらす「世界の終わり」とは「魔法」の完全消滅ではないだろうか。
 それにより、個人により物理的に世界が滅されかねないような、世界の不安定さを排除する、それこそが彼のいう「世界を救う」ことではないか、と。
 あの世界で「魔法」が完全消滅するということは、人々の既存のライフスタイルが根本的に破壊されることにつながります。
 例えば軍備ひとつを取ってみても、魔法前提のシステムは全て無力化されるわけです。
 大規模とはいえ、限定的であった大戦期の「広域魔力消失現象」にしても一国を消滅させ、百万の難民を生み出したわけです。
 「魔法の完全消失」は、ある側面から見れば確かに、この世界を破滅させることかもしれません。

 ただ、それを裏付けるようなものは全く出てこないので、これもまた妄想でしかないです。
 ああ、時間が……アスナの話も書きたかったのですが、また、次回にでも