21世紀の「天空の城ラピュタ」となるか〜「交響詩篇エウレカセブン」〜

正直「むちゃくちゃ凄い」作品ではないです、今のところ。

でも、見ていて気持ちいいっす。楽しいです。
それこそアニメの醍醐味ですよね〜!!!

「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」
=「逃げちゃ駄目だ」
ですよね。でもかっこいいです、素直に。

ラピュタのナディアのエヴァフリクリの……、

既存のアニメの気持ちよさが凝縮された作品です。

しっかり女の子も可愛いし。俗にいう綾波系ですが、知る限り一番うまく再構成している気がします(あくまでいまのところですが)
 
OPもEDも歌い手は声楽的には今ひとつっぽいですが、それが絶妙な味を醸し出しています。
誰かOP合わせてください、ぜひ。

 演出も美術もキャラデザもメカデザも、突出した部分は今のところ見受けられませんが、全てにおいて水準をクリアしており、むしろ「突出する部分がないことが味になっている」気がします。そこはOP、EDと同じ。
 クラシックとかにでない、ポップスにしかない心地よさといいますか、いいです、これ。

 種デスと非常に好対照。
 (種デスはアイドルポップスの俗悪さみたいなものが表面に出てしまってる気がします。これはこれで魅力があるのですが)

 AIRといい、エウレカセブンといい、正直なところ最近のアニメの技術的な部分での底上げは素晴らしいと思います。あとはそこにどんな主題を織り込んでいくか、ですね。主題が希薄でも絵が綺麗で動いていればよい、という時代は終焉に近づいてきているのではないか、と希望的観測をしてみます。
飽きるまで見させていただきます。

かんでたくまはエウレカセブンを応援しています。