アライブ5巻

kande-takuma2005-02-19

といいますか、表紙の感想なんですけども。

今回はすました笑顔のかわいい女の子が表紙です。

漫画は膨大な量の作画が要求されるため、キャラクターはデフォルメされシンプルなラインの集合として構成される場合が多い。そのため、キャラごとの描き分けの情報が少なくなるため、便宜上表情のバリエーションを描き分けの手段として活用する場合が多い。笑いとか怒りの表情にキャラの外見のアイデンティティを求めることが多いのだ。

 で、このアライブという漫画の場合だと、この5巻の表紙のような冷えた表情を見せるのは「奈美」というキャラだったりします。ちなみに4巻の表紙は彼女でした。
こんな感じ→
アライブ 最終進化的少年(4) (講談社コミックス月刊マガジン)

今回も「あれ、奈美って髪そめてたっけな?」というのが第一印象でした。
 一応私はアライブは初回から全て月刊マガジンでチェックしてる人間でアライブ応援度は日本で二千番目くらいの自負は持ってるつもりですがその人間をして騙してくれました。
 中を見て途中で気が付いた時は衝撃でした。表紙をにらみつけて「お前、華音かよ!!」と、その後しばし絶句。

 そのぐらい意表をつかれました。華音って動いてなかったら凄い美形だったのですね。
 彼女は話の中ではとんでもない困ったちゃんなんですよ。だからギャップが激しい。

 ちなみにどのくらい困ったちゃんなのか、というと彼女は暇つぶしとかで殺人を行う女の子なのです。
 ドライブ中、前の車がトロトロ走っていると、ムカツいてその車をいきなり爆破してしまうような女の子です。無茶苦茶です。小学校は保護者同伴一斉下校ものです。

 そんな彼女のアイデンティティ的表情は眼を見開いて大口開けた嘲笑です。
 アニメ「天空のエスカフローネ」を知っておられる方なら、ディランドゥ君の嘲笑を思い浮かべてもらえばいいかと。
 「わーるーいー? ひゃはっ」

 でも、外見はとても美形な女の子。服もまともだし(ゴス系ですが。)
この表紙見る限りはアイドルという設定でも通りそう。
女の子は化けるので怖いです。
逆にそこが魅力でもあるのですが。