「ネギま!」の過去の出来事とか妄想の話

魔法先生ネギま!(26) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(26) (講談社コミックス)

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20090520/p1


ペトロニウスさんのこの記事にレスしようと思ったらちょっと長くなったので、こっちに書きます。

 旧オスティアは20年前はウェスペルタティア王国の首都でありました。で、20年前、終戦の後、すなわちアリカ女王が、オスティアでナギに何らかの栄誉を与えた終戦記念の式典の後(おそらく直後に)「黄昏の姫御子」(アスナ)の能力によって生じたと思われる「広域魔力消失現象」によって、旧オスティアは地に落ち、ウェスペルタティア王国は崩壊し、百万人の難民が生まれたようです。

 そして、旧王国の難民らを含み、旧王国の版図に浮かび、繁栄する新オスティアに旧王国王室の影がない。これが指し示す真実とは何か。
 確かに気になるところです。
 実は私まだ24号以降の「ネギま!」は読んでないので、その時点での見解ということになりますが、
 可能性として、大きく二つのケースが考えられると思います。
 1.「広域魔力消失現象」によりアスナを除いてウェスペルタティア王室が全滅した。
 2.「広域魔力消失現象」を引き起こした責任を問われ、ウェスペルタティア王室は粛正されたが、アスナは「紅き翼」によって逃がされた。

 1、2どちらのケースにしてもその後オスティアが独自の統治者を出せなかったため、メガロメセンブリアが統治しているわけですが、確かに、ここで帝国がオスティアから完全に手を引いているとすれば、その理由は未だ不明ですね。ただ、大戦時に帝国がまずオスティア侵攻を行ったという経緯を考えれば、帝国が戦後、オスティア統治を自重したという姿勢も理解できなくはないと思われます。
 また、どちらでもやはり、ネギが仮にアリカの遺児だとするならば、ネギがウェスペルタティア王国の統治権の正当後継者であるとは言えるでしょう。
 ただ、その場合、アスナも同様に王位継承権者の可能性が高いですよね。
 二人が争うということはあの世界では有り得ないので、もし王室が復活されるならば、二人が結ばれた時、ないし、片方が永遠に喪われた後、だと思われます。

 ミクロ視点で物を見る私としては、フェイトが、ネギを追い詰めるためだけに、アスナとネギの間を裂く策略を練ってくれると面白いと思っています。栞をうまく動かせばいろいろ出来そうです。フェイトの性格上ありえない妄想ですけど(泣)

 有り得ない妄想で思い出しましたが、思わず切ってしまいましたコンテがあって。これがフェイトに反逆する栞の話だったりします。
 明日菜としてネギ達と過ごし、アスナとしての辛い記憶を取り戻さぬまま、日本へ帰ろうとする彼女の前にフェイトが現れ、「栞」の記憶を戻させるが、栞は明日菜としてネギやコタローに助けられる。その中で自分がどう生きるべきか葛藤する、というもの。
 栞自体にほとんど思い入れがない分、思い切り創れました。勿論妄想ですけど。
 私はそういうエピソードが好きなんですよね(笑)