AIRに対する批判について
アニメ化されて昨今存在意義が見直されているAIRです。
この作品が人を選ぶものであることは衆目の認めるところであります。
冗長な会話の連続。
単純に長い。
伏線の消化、動機の発生などが説明不足。
あらゆる意味でストーリーが破綻している。
絵の個性がきつ過ぎる。
信者の私でも上記の欠点は欠点として認識しています。
それでも最後まで読み通させるのはそれを補うだけの長所なり、魅力があったからだと思っています。
しかし、時々耳にする、「お話が何もない」という批判については首を捻ります。
あれだけ長いストーリーがあるのに何故? と。
多分「お話」という言葉の定義が私よりも狭義に限定されるのであろうと思うのですが、わかんないです。もう不思議の域。
まぁ、AIRに関しては私の読解力不足(毒界力ともいう(笑))がいい方向に出て受け入れしやすかったという個人的な事情もあるのでしょう。
その辺りは高度に主観的な部分になるので論争すると馬鹿馬鹿しくなります。というかそもそも論争にすらならない。
嫌いなものの嫌いな理由について理論的に説明を求められることくらい苦痛なことはないですからねぇ。それはわかるのですが、理由の提示がなく「駄目」とだけ言われてもどうしようもないっすよ。
好き嫌いと良い悪いは別物だと思うのですが。
個人的にはAIRのよさを理解できて、なんだか凄く得をした気分です。
「話がないようだが……?」
「ストーリーなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。」
かんでたくまは「AIR」を応援しています。