とりあえずガンダムSEEDデスティニーキャラのまとめ
頭の中がごちゃごちゃしてきたので整理してみます。
キラ・ヤマト
元主人公。国家元首の妹をその許嫁との結婚式上からフリーダムガンダムで強奪し逃走、亡命する。
その後、地球連合とザフトの戦闘に介入を続け、両軍の兵器を破壊し続ける。
最近になって考え無しに行動したことを後悔しているが、周囲が、彼は間違ってないと励ますので、何がしたいのかよくわからないまま、戦闘を続け、勝ち続けている。
アスランとまたもや敵同士になってしまったので悩んでいるが、自業自得ではないか。
元々、ラクス暗殺を防ぐために立った、ということでしたが、守るべきラクスは勝手に暗殺者の国、プラントへ行ってしまいました。
もはや何のために戦うのか、キラ自身困っています。でも彼は人に言い負かされるのが大嫌いなので、謎の理論で相手を責め、戦闘で打ち負かしてしまいます。先の戦闘では、「カガリの守りたいものを何故攻撃するんだ」と叫びつつアスラン機をバラバラに解体してしまいました。
それでまた悩んでいます。
「僕は間違っていたんだろうか」
正直間違っていると思います。
でもやっぱり周囲の誰もそれを指摘してくれないのが彼の最大の不幸なのだと思います。(アスランは指摘してくれましたが……今はキラの周囲にはいませんので……)
シン・アスカ
前作のオノゴロにおける戦闘により家族を亡くす。
オーブからプラントへ移りザフトに参加。
パイロットとして頭角を現す。
平和を説きながら民を守れなかったオーブに対する極度の反感を抱いている。
不遜。自分の判断は絶対。上官のいうことなど聞きません。
他人のいう正論は彼にとっては「きれいごと」であったり「わけわからない」ことであったりします。
でも、彼自身は捕虜(当然敵兵)のステラを殺したくないから、と勝手に敵軍へ返したりという「きれいごと」であり「わけのわからない」ことを平気でやってのけます。
敵がうじゃうじゃ襲来し続けるミネルヴァに配属されたため、身に降りかかる火の粉を払っているうちに議長に目をかけられてしまいます。
とりあえず彼がミネルヴァで一番戦果を上げているエースなので、誰も彼に対して文句が言えません。
今回は艦長が懲罰房入りを命じたのに軍司令部から不問に付せとの命令が来てしまいます。そのため、彼はつけあがり、「軍司令部にも俺の考えをわかってくれる人がいるようですね」などと吹聴して回るシマツです。
精神が成熟する前にちやほやされてしまった人間の哀れな末路を見るようで切なくなってきます。
正直哀れになってきました。
でも彼が今回の主人公らしいです。
カガリ・ユラ・アスハ
オーブの元首として据えられながら、国の実力者セイランに実権を握られ、傀儡状態となる。セイランの意向によりオーブは地球連合と同盟を結ぶことになる。
それはアスランとの訣別を意味することとなるのだが、彼女にはそれをどうすることも出来なかった。
彼女を普通の女の子として考えるなら、どうすることも出来なかったと言え、悲劇のヒロインとして扱ってよいと思います。
オマケに彼女はキラに掠われてしまいます。結果的にそれでオーブが地球連合寄りへ急進してしまい、かつ、それに対し、彼女がどうすることも出来なくなってしまいます。
おまけにキラに、連合との同盟策をとったことをバカ扱いされる始末。
勿論カガリは好きで採った政策じゃないのですが、国家元首である以上、その責任は負わなければいけません。ますます立場がなくなっていきます。
どうしていいかわからなくなったカガリは、とりあえずオーブとザフトの戦闘にストライクルージュで乱入。オーブ軍に対して戦闘を止めるよう演説をぶちます。
でも、オーブ軍はきちんと統制が取れています。軍司令の命令で戦闘をやっているわけだからいきなり国家元首だといわれても急に戦闘は止められません。普通戦闘に乱入する国家元首なんてありえませんし、モビルスーツに乗ってる人の本人確認なんて不可能に近いです。しかも戦場だし。
そんなわけで戦闘は止まりません。普通に考えてそうなるのは仕方のない状況なのですが、純粋なカガリは自分の無力さを嘆きます。
その直後アスランに再会しますが、「国に戻って同盟をなんとかしろ」とまさに正論をかまされてさらに自分の無力さに落ちこみます。
本当に国に帰ってなんとかして欲しいのですが、彼女は何故かそうする気は毛頭ないようです。
そのうち悪いことにオーブ軍の残党がアークエンジェルに参加してきました。
彼らはアスハ万歳状態なのでカガリ様のために!!みたいな感じで彼女に寄ってきます。
彼女はそれにより元気を得ることが出来ますが、結局さしあたっては何もしません。
とりあえず国に帰ってオーブの混乱をなんとかしようという気概は全くないようです。
一介の女の子だからしょうがないのですが、時々妙に偉ぶって演説ぶったり、理想を述べたりするのが鼻について仕方がありません。
言行一致という言葉はオーブには存在しないのでしょうか。
アスラン・ザラ
この話におけるほぼ唯一の良心。ほぼ常に正論を吐きまくります。とても気持ちがいいのですが、空気を読めない人とも言えるかもしれません。
しかし彼も環境に恵まれません。戦争の被害を最小限に食い止めるべくザフトに復隊を果たすのですが、配属先がミネルヴァであったのが悲惨。人間関係に悩むことになります。
なんせ相手は他人の意見を聞かない子供のシンであったり、戦場でアタックをかけてきまくるルナマリアだったりするのですから。
なおかつ、偽ラクスが登場してアタックをかけてくる始末です。
前作で思い切り振られた相手のそっくりさんに、許嫁のふりしてラブラブアタックをかけてこられて平静でいられるわけはありません。しかも公式的にはアスランとラクスは許嫁のままなのですから、むげにするわけにもいきません。
何故か女の子慣れしていないらしく、デレっとした表情を見せて視聴者の評価を下げるなど、不幸の極みです。
さてそうして、キラとはまた全然違うレベルで悩んでいた彼ですが、キラの戦闘介入によりパニック状態になります。キラが何を考えてるのかわからない。
おまけにカガリまで乱入してくるし。
直接会って勝手なことばっかりする彼らを言い負かしますが、「一緒にはいられないのか……」とまた勝手なことを言われて動揺しまくります。
その後、戦場でもキラを言い負かすものの、逆ギレしたキラにセイバーを細切れにされて脆くも敗退。
理論で勝っても力でねじ伏せられたら結局キラを止めることが出来ない、と己の無力さに落ちこみます。
しかもシンには「あのひと弱いし」とか陰口たたかれたり、いい気になられてイヤな思いをします。
最終的に彼が最強になれば世の中は治まると思うのですが、キラとシンのバーサーカー両巨頭の壁は相当に分厚いです。